私昨日ある女の人と話してさ、やっぱり早くケッコンしてコドモ欲しいなって思ったんだよね、で、地元に住んで親元で子育てした方がいろいろ楽だなって、でも彼氏がね、仕事行きたくない、辞めてやるってもう何ヶ月も前から言っててこっちはうんざりしててさ、最初は私も辞めないで頑張ってって励ましてたの、でもそのあと考え直してね、あなたの人生だからあなたの好きにしたらいいよって言ったのね、そんなに辛いなら辞めてもいいよって、でも何ヶ月たっても状況が何も変わらなくて、やる気もなく文句ばっかり言ってるだけで仕事をどうするか全然考えてない感じなのね、体調もずっと悪いみたいでそれは心配なんだけどさ、でもこれって私との将来に関わるまじで大事なことじゃない？なのにどうするか決めてくれないし、元々彼の仕事ありきで私は将来を考えてたからさ、私はそんなこと言わないけどX年も付き合って今更仕事やめるとか人生台無し人生返せって言われても仕方のないことだと思うんだよね、実際私の仕事は彼の仕事環境に合わせてこれまでやってきたわけだしさ、X年も私にそうさせた責任は取ってほしいんだよね、辞めるにしろ続けるにしろはっきりしてほしい、ほんとふざけんなって感じ、でも今から別れて新しい人を探すにしても彼みたいに文句言わないで好きにさせてくれる人なんていなさそう、次に付き合うならもっと力のある人がいいなとも思うし、もしそうなったら今みたいに自由にはいかないだろうし、30歳になるから私もそろそろ真剣に考えようと思ってさ、でも今から別れても次の人を見つけてってなると35までに子供産むのは厳しいかなとか考えちゃうんだよね〜、どうしたらいいかな？やっぱ別れるべきかな？
という話を聞いた。ザ閉塞。こんな女性誌みたいな話が友人の口から出てきてびっくりした。ある意味最強のコンサバ。ツイッターで呟いたら共感の嵐でバズるんじゃないか、わかんないけど。
この話自体は丸く収まって良い解決策が出たんだけど(まじでよかったし平和的で優しい方法)、それにしても他人軸で生きているのに自分のことしか考えていないというのは危険だね。事情や条件に振り回されると自分が気づかぬうちに対象に執着しちゃって見失う。
この友人は人の話をあんまり素直に聞くタイプじゃないし、話をぶちまけて自分で整理していくタイプの女だから、わたしもそこまで真面目に取り合わずに茶々入れてふざけながら聞いた。共感したって仕方ない、というか共感できポイントひとつもなかったし。
共感できなくても友人ではいられるんだな。それはいいこと。わたしはこういう悩みとは無縁だけど、それぞれ事情があるもんね、事情を手放すのには尋常じゃない勇気がいるし、人に勧められないけど。
特に尊敬しているわけでもない人の話を聞いて、気持ち１つでやっぱ結婚出産したい！と背中を押されてしまうものなのか。ああでもいい加減悩み飽きるくらい悩んでたらええいままよ！振り切っちまえ！ってなるのも仕方ないのかな。いつも冷静で冷めてる女だけど、いったんドライブかかるとふざけんなよモードになって正義感や責任感を盾に人に早期決断を迫るところがある。そういう姿はこわいけど頼もしい。
わたしはこの友人のことをずっと自由で素敵だと思っていたんだけど、結構不自由な中で生きてるんだなと知ったよ。素敵なことに変わりはないけど、苦しみということがよく見えた。
追記。わたしが人の話を聞かなさすぎるのかもしれない。誰かに触発されて人生の大事なパートについての決断をしたことがない。
