アタリしか引かない。

※全てフィクションです。エロと精神とらぶ。

good boy

あの人はわたしを貪らない。それが最大の安息なんだとわかった。わたしを「いいもの」として扱うけど、それ以上に付加価値をつけて有り難がったり、その付加価値を剥奪して貶めたりすることが一切ない。だからいつも態度が変わらない。だからすごいの。わたしに惜しみなく与えてくれるのに、余計なものは足さない。こんな人がそばにいることを許してくれるなんてまだ信じられない、ずっと口説き続けてくれるなんてまさに夢だ。

これまで男の子の態度に振り回されてきた。向こうからしたらわたしに振り回されたと言うんだろうけど、確かにわたしは振り回された。誰かと会うたびに、この子は今日はわたしのことが大好きな日か、わたしのことを傷つけたい日か、ニュートラルな日か、そういう変動の中にいた。その中に確かに快楽や喜びはあったけど、幸せはなかった。恒常的なものもなにもなかった。ただ刹那的な出来事に身を委ねるしかなかった。

こんな人に会ったことない、いつ結婚してくれるの?、こんなに人を好きになったのは初めて、一緒にいられるなんて夢みたいだ、何でも言うこと聞くよ、あなたがしたいことだけしよう、と言ったその口でわたしを罵って、わたしを慈しんだ体を使って犯して傷をつけていなくなる。

別に恨まない、恨みは醜さの種だよ。ただただおそろしい。

本当に素敵な人になるのは大変で、もしかしたら生涯そうはなれないかもしれない。そうだとしても、そこから逸れる道を行くわけにはいかない。

なんか昨日の夜というか夜中?ここまで書いてたみたいだけどはんぶん寝ながら書いてたから変な文章になってるね。

フィオナのcriminalはやっぱいいなよな。

深入りするものでもないけど。