アタリしか引かない。

※全てフィクションです。エロと精神とらぶ。

せめて認めなよ

セックスばかり求められてしんどいみたいな話があるけど、わたしは心を無理やり求められる方が何倍もしんどい。わたしのように求められたら拒む権利がないとなぜか思い込んで生きてきた人間は、相手の性的な欲求を満たすこと自体はそこまで負担にならない。まあやりたいよね〜、はいはい、男の人は大変だねって感じ。お互いの業を認めて生きるしかないじゃん。それをわかって甘えてくれる人は好きだし関係を継続できるけど、勘違いして気持ちまで寄越せと迫ってくる人が結構いて、そういうのがしんどかった。一回やっただけで彼氏ヅラならかわいいもんだよ、それくらい純粋だったら愛しちゃうもん。一回セックスして、なんで君は他の男とやっちゃうんだとか一番にしてとか俺にもっと期待してとか、なに?君の旺盛な性欲を満たしたことへの感謝の言葉もないのになんだ?と毎回思っていた。今だから書けるな。相手にってより自分に一番キレてた。見極めろと。そんなこと無理なんだけどね。セックス後の態度の違いに真面目/不真面目、遊んでる/遊んでないは関係ないんだもん。あ、なんか今わかったかも。自分の業を認めている人間とそうじゃない人間がいて、前者はお気持ちヤクザにならないんだなきっと。面倒な人は軒並み業に飲まれたからああいう態度になるんだね。今わかったって意味ないけど、すっきりした。

自分の欲求を堂々と認めて、すっきり笑って生きた方がかっこいいよね。お前の心が欲しいとストレートに言われたら逆らえないもん。実はこれってわたしにはなんの要求もしてないんだよね。欲望を認めてから相手にぶつけることは、お気持ち的なクレームをつけることとは関係ないみたい。困ったな、どうしようかねって、自分の業と欲望を認めている優しい男性になら相談できるもん。

追記。わたしって正直だな。

追記。そういえば、なんでこんなことで周りの男がぶっ潰れるのかお前には分からないと思うけどもう仕方ないんだよこればっかりは、と教えられたことを思い出した。仕方がないんならしょうがないよね。わたしは人から吸い取る側なんだろうな。

追記。もういいだろ、お前を相手にできるのは俺しかいない、俺にしておきなさい、どう考えても大丈夫でいられるのは俺だけだよ、他の男はお前の前でガタガタになるだけだろ、耐えられるのは俺しかいない、とあの手この手で口説かれて初めてあの人がわたしをどうしたいのかがわかった鈍感。様子をおかしくさせてしまった数多の男の人たちごめんなさい。