アタリしか引かない。

※全てフィクションです。エロと精神とらぶ。

それでいうと、わたしはモテたことがなかった。

人生でぼろぼろ男が落ちてきた異常な時があって、それの理由がわかった。そして気をぬくと今もそれが続いてしまう理由がわかった。最近わかってばっかりだな。はじまってるな〜。

この異常なことはある人と出会って深く関わりはじめた時期と重なってる。今までそのことについて深くまで覗くのがいやで異常とも思ってなかったけどそう認めなきゃ話がややこしくなる。

それまでの「モテる」というのとは現象としてちがって、男の子がわたしを頼りに、生き抜くためのよすがにしようとしているのを強く感じてすごく戸惑っていた。俺をここから助けてくれという内心の声。

でも助け方なんて知らない(相手も正しい求め方なんか知らない)から、求めてくるものを邪険にできず、そんなんならセックスしておけばいいか減るもんじゃないし断るのもかわいそうだからと軽く考えて許される限りセックスを与えまくったんだけど、それは相手にとってはハズレだったんだな。わたしにとっても相当良くないことだった。減るわけないよね、それは負債を増やすということなんだから。でもそんなのその時はわかんないよ。わかるわけがない。

ただわたしは本当に運よくそのデススパイラルから掬い出してもらえた。今まで何度もここで書いたように、過去の相手が今どうしているのかはわからない。

だって残業代だけで即家建つだろってエリートが毎晩電話かけてきて、遊びつくして女はもういいかなという風だったのに会ったら会ったでベッドから出してもらえないとかおかしい。10年間思い続けたわたしへの恋心が成就したのに直後、急転直下して体壊して入院なんておかしい。わたしと毎晩のように寝て散々楽しんだ後に薬物中毒になるなんておかしい。関わった男たちはわたしよりはるかに優秀でなんでもできる人ばかりなのに、人としてどうなの?大丈夫?みたいな女にハマるというところからしておかしかった。みんなしっかりしろよ、と思っていたんだけど、わたしが理由ではなかったんだな。彼らが求めていたものはわたし自身の持ち物じゃなかった。そんなのわかんないよ!(二度目)

わたしとヤることは相手の自惚れを強めるとある人に言われて、実際は、自惚れを強めるのは相手の弱さの問題とその人は言い切ってくれたけどそうだとしても、やっぱりわたしの存在が相手を自惚れさせて欲に溺れさせたことは否定できない。このことを見つめるのがとてもこわかった。わたしは一時期自分の魅力を捨てたくてベリーショートにしてみたりカジュアルな格好ばかりしてみたりしたけど、そういうことではなかったんだね。それとこれとは全く関係なかった。因果の問題ではなかった。わかってすっきりはしないけど、ずっと疑問だったことが解消されてよかった。それでいうと、わたしはモテたことがなかった。

2021.1.22追記

カジュアルな格好をしたり地味な格好をしたりしてもそれはそれでそそるということがあるのだとこの頃知ったんだよな。

2021.4.7追記

やっぱり違うな、あの人にはっきりと魔性が棲んでいる(今は解決された)と言われたから、きっと前はそうだったんだな。でも魔というのはどこにでも誰にでもあり、それを使うか使わないか、威力の代償の問題だけなんだよ本当は。魔の強いやつがキャバ嬢とかそういう人たち。わたしはもうそのあたり解決してもらったけどね。