アタリしか引かない。

※全てフィクションです。エロと精神とらぶ。

モテ終わった女

どうやったらそんなにモテるのとたまに聞かれるが、わたしの場合はモテるというより、異性からの歓心を容易に買えるというほうがより自分に近い。もうちやほやされ疲れたから出会いの多い場所や、異性の目に留まりやすいようなところにはまず行かないけど。(というか行く必要がないし)わたしはやっぱり全然あほだから、うっかり他の男とどうこうなってしまうのをちゃんと恐れている。他の男の人に抱かれる理由は完全に焼尽されたが。

異性の歓心を買うのにいちばん大切なのは、送られる視線を取り逃さないことだと思う。必ずあなたを見ている人はいるから、その視線を取りこぼさない、電車をただ待っているプラットフォームや、ぼーっとタバコを吸っていればいい喫煙所でさえ、視界を広く保てば必ず一人とは視線が合う。そうすれば人並み以上に異性とのあれこれが増えると思う。まあそれが豊かな時間になるかどうかは才能にかかっているし、実際かなりあやしいけどね。そして今はコロナだからまずむりだけどね。コロナが死んだら試してみたらいいと思う。

2021.8.28.追記、風呂に入っている時に閃いた、わたしはモテてたんじゃなくて狙われてたんだ。ずっとモテるとかじゃないよな、これなんていう現象なんだろう?と長年不思議だった。スッキリ。

追記。このことを話すと驚かれるから、みんな本当には異性との情愛の体験を求めてはいないんだとわかった。わたしはスポーツ選手や若手俳優との合コンに興味がなくて良かった。

追記。2022.6.22べつにわたしの異性体験が豊かだったわけじゃない、むしろ倦怠しかなかった。数はひとより多くても豊かさという指針で捉え直すとかなり厳しくなるという話。