アタリしか引かない。

※全てフィクションです。エロと精神とらぶ。

新型コロナウイルスに罹患してわかったこと(一切参考にはならない)

今までわたしは人に会いすぎていた。精神的につかれていたのが人に会わなくなったからこそよくわかった。わたしを遠目に見たあの人は、体調は悪くても精神的には回復しているのが見てわかったと言っていた。(対面できないのにお見舞いに来てくれたよ♡)

これでもかと引きこもって、何も考えずにiPhoneの小さい画面で映画を垂れ流して、眠い時に寝て起きたい時に起きて、久しぶりに(体調は悪いが)自由気ままに生活したのは楽しかった。夜が更けるにつれて咳き込みが激しくなるので一週間くらいはつらかったけど、それでも療養生活の良さの方が勝った。いつもなら体調を崩すと同時に不安感に襲われて落ち込みが激しくなるんだけど、人生で初めてそれがなかったのが大きな収穫だった。虫垂炎でお腹切った時も不安と悲しさと痛みで夜は泣いてた。咳き込みながらふと、不安になろうと思えばいくらでもなれるけどそれって不安になりたくてなってるだけなんだと気がついた。たとえばわたしが寝込んでいるこの瞬間、愛するあの人は女の子とデートとかしてるかもやだやだやだ、とか邪念が過ぎったりしても、だからなに?不安にさせようったってそうはいかねーよ、信頼があるもの、というこころが勝つようになった。これはわたしにとっては病床だとしてもガッツポーズしたいほどの出来事で、これまでは無理やり妄想をねじ伏せていたけどそうする必要も無くなった。だから、今朝の精神はとても穏やかだった。

ちなみに観た映画は、マリアンヌ、ジェーン・ドゥの解剖、シティ・ハンター(フランスの実写版)、彼女が名前を知らない鳥たち、ハッピーデスデイ、イコライザー、底知れぬ愛の闇。全部おもしろかった。マリアンヌは起承転結が分かりやすくていい映画、ゼメキッス監督の「これが"映画"やで〜!」という声が聞こえるとかどうとか。ジェーンドゥはキリスト教が身近かどうかで見方かわると思う。シティハンターは吹き替えで観て正解、なんでこんなに"わかる"の?(愛だよ)。蒼井優はセックスに才能全振り女が破滅しそうでしないのがもどかしい、でもあれ結局捕まるよね?。ハッピーデスデイはヒロインが強くて良い実際変質者に一撃かませるだけでもだいぶすごいので尊敬、普通はぽかーんとしてやられるのに。イコライザーは何度も観てるけどかっこよすぎる、あの警備員の子が実質ヒロインなのは間違いないあとヒーローは物語・夢を与える(もしくは誰かのために奪還する)という解釈が好き。ディープウォーターはさすがライン監督林檎・朝靄・自転車・水・犬・子供などなど安定の小道具使いと安定の女のヤバさに乗せられて男もやばくなっちゃった!展開で魅せる、ベンアフ(顎が気になる)はこの路線でいいのか!?フィンチャーのでも観たぞ!オチはちょっとアレンのマッチポイント風味?オタクだから映画の話が長くなってしまった。

もう通常運転に戻っているけど、エアポケット的な不思議な療養生活だった。

2022.9.15追記、今のところ後遺症はほぼなく、朝方喉が乾くと咳き込むくらい。