アタリしか引かない。

※全てフィクションです。エロと精神とらぶ。

凶悪のリリーさんが父親にそっくりな件。

わたしは母親より父親の方とウマが合う。

でも顔を見るたびに映画『凶悪』のリリー・フランキーに似てるなって思うからちょっといやだ。(いやだけどそんなところも実は好き)

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引くほど似ている。

 

父親はどうやっても堅気にはなれない人間で水商売が生業だし、かと言って凶悪で外道な人間にもなれない。人を殺す度胸なんて絶対にないし。

でも父親に会うと許されている気がする。わたしが困ったらいつでも面倒見てくれるだろうなって。父親はわたしを愛してはいないけど、それが心地いい。愛なんて挟まなくても冷静に優しいから信頼できる。

 

わたしが物心がつくかつかないかくらいの時期に父親といるときに父親のいい人らしき美女に出くわした。今も顔が思い出せるくらいに綺麗な女性で、わたしに関心を持っていない素ぶりだったのが良かった。母親よりもその人の方が正しいと感じたのを覚えてる。明らかに社会的でない風なその人の方が信じられると思ってしまった。

今思えばそのときすでに道は決まっていたってことだね。

三つ子の魂百までって言葉は本当侮れないよ。

 

芸能人似という甘言

〇〇に似てるよね!って褒め言葉じゃないからほとんど人に言わない。

それは〇〇の下位互換ですよねと言う意味で、しかもただの主観だから信じるに値しない。〇〇に似てるって何人か芸能人の名前を挙げられたことはあるけど、それは喜ぶべきことではない。

 

我思うにわたしは蒼井優に似てるんだけど、それは主に自虐だから。蒼井優本体は超絶可愛いし素敵だけど、似てるとなると話は違ってくるからな。

でもこの前、宮沢りえに似てるって言われるでしょって言われて分かりやすくテンションを上げてしまった。

でも別の日にはミシェル・ロドリゲスに似てるって言われて苦虫を噛み潰したような顔をしてしまった。(ミシェル・ロドリゲス超可愛い大好きって言ってる人に言われたからまだ救いがあったけど)

 

そんな可愛いところもある。人間だもの。

I wanna believe in 理性というやつ。

わたしは人のも自分のも、理性というやつを信じていない。(かろうじて理知的な人のことは信じているけど、そんな人は普通に暮らしていたら希少)

バレなきゃいいと思っているから浮気をするし、隠し通せばなかったことになると本気で思っている。自分の中だけで完結するものばっかり選んできた。

理性を信じていないというか、理性を軽視していて大切にしていない、大切にできないって言う方が今の状態として正しいのかもしれない。

理性的で手を出してこないと信じきっていた男性たちが、目の前でそれを捨てて手を伸ばしてきた瞬間を見たらますますわからなくなった。(わたしに人を見る目がないからじゃないよ)

こんな話を人にすれば、お前が無意識のうちに誘ってるんだろとかそれだけ魅力的ってことだよとかガードが緩すぎるせいだとか言われるからひっそりと悩んでいるよ。それってセックスだけを求められてるって思うからそういう発言になるんだろうけど、実際は違うからね。セックスだけが目的で手を出すなら全く問題ないけど、それ以上を求められるのが困るんだよ。

欲しがる人は理性なんてすぐに捨てるからな。はじめからなかったみたいに。それが信じられないって話。

追記20200422

昔あの人に男を見る目がないって言われたけど、あの人は一般男性の頼りなさ、不確かさを知らない。普段はしっかりしている一般的な男の人がわたしと前だと煮崩れ起こした豆腐みたいな、カッコ悪くてださいことになるなんてことは想像つかないか。

セックスと方言とAV標準語問題。

常々疑問だった。なぜ普段は方言を喋る人がセックスになると標準語になるのか。

大阪の友人から愚痴を聞いた。セックスをする時に標準語で喋ってしまうと。

 

わたしたちはその原因について話し合おうとした。しかし話し合う前から結論は出ていることがお互いにわかっていた。

 

『AVが標準語だからじゃない?』

これだ。これしかない。加藤鷹は罪深い。

 

世の方言を喋る方々はそのまま方言を生かしたセックスをしてほしいな。だって変だよ。普段はあかんとか言ってる人がダメだよとか急に言いだすのは。さむいじゃない。特に関西圏の人はよろしく頼みますよ。AVの呪縛から解き放たれよ。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017)を観てないけど書くよ。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』

 

前知識なしで映画を観に行く人が多いようで驚いた。君の名は。みたいな話だと思った人がたくさんいたのかな。

元が岩井俊二なのでその時点で色々察することができると思うよ。予告を見ても君の名は。のような印象はあまり受けなかったし。

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」予告2 - YouTube

 

ララランドの時もそうだったんだけど、素晴らしい予告で客を釣って、肝心な中身も鑑賞に耐えうる出来で内容について話が弾むものだったら酷評ばかり、ってことにはならないはずなんだよ。

この現象を打ち上げ花火〜に当てはめるときっと内容もしょぼいんだろうな。

 

と、ここまで書いて、誰がこれを作っているのかちゃんと調べてみたら製作陣がぐちゃぐちゃで笑った。

 

原作・岩井俊二

脚本・大根仁

プロデューサー・川村元気(君の名は。を連想させる戦犯この人)(わたしはこの人が関わってる作品が苦手)

 

これだけ見ればどんな映画になるかはなんとなく察しがつく。この3人は混ぜたら危険。(もしかしたら素晴らしい化学反応が起こる可能性もゼロではないだろうけど。)

岩井俊二大根仁の描く女像って真逆。この2人は対角線上にいる。2人に共通していることは、女が大好きでそれを拗らせているということだけだと思う。

岩井俊二は女を神聖に描きすぎ。大根仁は女を悪魔的に描きすぎ。これだけ見てもねじれているし、相入れなるはずがないよ。

 

これを踏まえて観るととっても面白いと思うから、近いうち観に行く。

Something's Gotta Give

コンビニのおばちゃんがストレートに、結婚しないの?そろそろ結婚しなきゃねって言った。わたしも大人になったもんだなぁと感動してしまった。同時に、よく聞くアラサーあるあるって本当にあるんだ!と驚いた。

わたしの周りの人たちは、結婚とか恋愛とかセクシャリティのような話題では、なになにすべき!という言い方をしない人がほとんどだから、こういう人に会うと物珍しさからちょっと嬉しくなる。

おばちゃんって不思議なもので、こうやって言われてもいやな気持ちにはならないんだよね。おばちゃんは結婚したことで今良い状態だからわたしにも勧めて来るのだろうし。

おばちゃんは今幸せなんだね、よかったよかった。

 

わたしが結婚するにはこのタイトルみたいにしなきゃならないのかなって思ったら恋愛適齢期を観たくなってきた。

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(このシーン好き)

 

追記。

このおばちゃんに、彼氏できた?って聞かれたから、(男と歩いてるのみられたか?と邪推しながら)そんな早くできないよって言ったら、じゃあ一緒に探そう!あたし13年も1人なのよね〜、あの人がなかなか迎えにきてくれなくて、という予想外の答えが返ってきた。不覚にも泣くところだった。きっと幸せな結婚生活だったんだろう。

ネオン・デーモンは誰のこと?

f:id:himilk:20170816112947p:image(サントラで酔える)

 

 わたしは最初、ネオン・デーモンってエル・ファニング演じるジェシーのことかと思ったんだけど違った。ジェシーneonな存在ではあるけど、悪魔ではない。

ジェシーは徹頭徹尾、"dangerous"(危険な子)として描かれる。なぜ危険かというとそばにいる者の嫉妬や欲望を煽って悪魔にしてしまうから、親にさえそう呼ばれていたのだった。

 "腐った牛乳より新鮮な肉"って台詞があった。ジェシーという新鮮な肉には色々なものが集まってくる。(山猫もルビーもモーテルの男もそういうことなんだろうね。)

人の毒気を抜いてしまう人もいるけど、ジェシーは逆に毒気を生んでしまう方だった。生まれた毒気にやられて牛乳は腐ってしまうわけ。気の毒なことだ。

ジェシーは手を加えていなくても美しい女の子だけど中身も天然というか考えが足りないから、初対面の整形したモデルが、担当医にbionic womenって褒められた〜って言ってるのに、それってお世辞じゃない?とか素で言ってしまう。その前に小馬鹿にされたことへの仕返しかもしれないけど、それはそれで外見にそぐわない彼女の攻撃的な面が出ていていいか。

この子面白いけど危なっかしいなと思いながら観ていた。あのトイレのシーンの緊張感が好き。

 

ジェシーがモーテルの男に襲われそうになってルビーの家に行った時、ジェシーがシャワーを浴びてる隙にルビーが化粧直しをしてるのが健気だった。たぶんジェシーが来るから背中がガッツリ開いたワンピースに着替えたんだなとか妄想するとね。彼女なりのセックスアピールだったのかなと思うと悲しい。