アタリしか引かない。

※全てフィクションです。エロと精神とらぶ。

I wanna believe in 理性というやつ。

わたしは人のも自分のも、理性というやつを信じていない。(かろうじて理知的な人のことは信じているけど、そんな人は普通に暮らしていたら希少)

バレなきゃいいと思っているから浮気をするし、隠し通せばなかったことになると本気で思っている。自分の中だけで完結するものばっかり選んできた。

理性を信じていないというか、理性を軽視していて大切にしていない、大切にできないって言う方が今の状態として正しいのかもしれない。

理性的で手を出してこないと信じきっていた男性たちが、目の前でそれを捨てて手を伸ばしてきた瞬間を見たらますますわからなくなった。(わたしに人を見る目がないからじゃないよ)

こんな話を人にすれば、お前が無意識のうちに誘ってるんだろとかそれだけ魅力的ってことだよとかガードが緩すぎるせいだとか言われるからひっそりと悩んでいるよ。それってセックスだけを求められてるって思うからそういう発言になるんだろうけど、実際は違うからね。セックスだけが目的で手を出すなら全く問題ないけど、それ以上を求められるのが困るんだよ。

欲しがる人は理性なんてすぐに捨てるからな。はじめからなかったみたいに。それが信じられないって話。

追記20200422

昔あの人に男を見る目がないって言われたけど、あの人は一般男性の頼りなさ、不確かさを知らない。普段はしっかりしている一般的な男の人がわたしと前だと煮崩れ起こした豆腐みたいな、カッコ悪くてださいことになるなんてことは想像つかないか。

セックスと方言とAV標準語問題。

常々疑問だった。なぜ普段は方言を喋る人がセックスになると標準語になるのか。

大阪の友人から愚痴を聞いた。セックスをする時に標準語で喋ってしまうと。

 

わたしたちはその原因について話し合おうとした。しかし話し合う前から結論は出ていることがお互いにわかっていた。

 

『AVが標準語だからじゃない?』

これだ。これしかない。加藤鷹は罪深い。

 

世の方言を喋る方々はそのまま方言を生かしたセックスをしてほしいな。だって変だよ。普段はあかんとか言ってる人がダメだよとか急に言いだすのは。さむいじゃない。特に関西圏の人はよろしく頼みますよ。AVの呪縛から解き放たれよ。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017)を観てないけど書くよ。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』

 

前知識なしで映画を観に行く人が多いようで驚いた。君の名は。みたいな話だと思った人がたくさんいたのかな。

元が岩井俊二なのでその時点で色々察することができると思うよ。予告を見ても君の名は。のような印象はあまり受けなかったし。

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」予告2 - YouTube

 

ララランドの時もそうだったんだけど、素晴らしい予告で客を釣って、肝心な中身も鑑賞に耐えうる出来で内容について話が弾むものだったら酷評ばかり、ってことにはならないはずなんだよ。

この現象を打ち上げ花火〜に当てはめるときっと内容もしょぼいんだろうな。

 

と、ここまで書いて、誰がこれを作っているのかちゃんと調べてみたら製作陣がぐちゃぐちゃで笑った。

 

原作・岩井俊二

脚本・大根仁

プロデューサー・川村元気(君の名は。を連想させる戦犯この人)(わたしはこの人が関わってる作品が苦手)

 

これだけ見ればどんな映画になるかはなんとなく察しがつく。この3人は混ぜたら危険。(もしかしたら素晴らしい化学反応が起こる可能性もゼロではないだろうけど。)

岩井俊二大根仁の描く女像って真逆。この2人は対角線上にいる。2人に共通していることは、女が大好きでそれを拗らせているということだけだと思う。

岩井俊二は女を神聖に描きすぎ。大根仁は女を悪魔的に描きすぎ。これだけ見てもねじれているし、相入れなるはずがないよ。

 

これを踏まえて観るととっても面白いと思うから、近いうち観に行く。

Something's Gotta Give

コンビニのおばちゃんがストレートに、結婚しないの?そろそろ結婚しなきゃねって言った。わたしも大人になったもんだなぁと感動してしまった。同時に、よく聞くアラサーあるあるって本当にあるんだ!と驚いた。

わたしの周りの人たちは、結婚とか恋愛とかセクシャリティのような話題では、なになにすべき!という言い方をしない人がほとんどだから、こういう人に会うと物珍しさからちょっと嬉しくなる。

おばちゃんって不思議なもので、こうやって言われてもいやな気持ちにはならないんだよね。おばちゃんは結婚したことで今良い状態だからわたしにも勧めて来るのだろうし。

おばちゃんは今幸せなんだね、よかったよかった。

 

わたしが結婚するにはこのタイトルみたいにしなきゃならないのかなって思ったら恋愛適齢期を観たくなってきた。

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(このシーン好き)

 

追記。

このおばちゃんに、彼氏できた?って聞かれたから、(男と歩いてるのみられたか?と邪推しながら)そんな早くできないよって言ったら、じゃあ一緒に探そう!あたし13年も1人なのよね〜、あの人がなかなか迎えにきてくれなくて、という予想外の答えが返ってきた。不覚にも泣くところだった。きっと幸せな結婚生活だったんだろう。

ネオン・デーモンは誰のこと?

f:id:himilk:20170816112947p:image(サントラで酔える)

 

 わたしは最初、ネオン・デーモンってエル・ファニング演じるジェシーのことかと思ったんだけど違った。ジェシーneonな存在ではあるけど、悪魔ではない。

ジェシーは徹頭徹尾、"dangerous"(危険な子)として描かれる。なぜ危険かというとそばにいる者の嫉妬や欲望を煽って悪魔にしてしまうから、親にさえそう呼ばれていたのだった。

 "腐った牛乳より新鮮な肉"って台詞があった。ジェシーという新鮮な肉には色々なものが集まってくる。(山猫もルビーもモーテルの男もそういうことなんだろうね。)

人の毒気を抜いてしまう人もいるけど、ジェシーは逆に毒気を生んでしまう方だった。生まれた毒気にやられて牛乳は腐ってしまうわけ。気の毒なことだ。

ジェシーは手を加えていなくても美しい女の子だけど中身も天然というか考えが足りないから、初対面の整形したモデルが、担当医にbionic womenって褒められた〜って言ってるのに、それってお世辞じゃない?とか素で言ってしまう。その前に小馬鹿にされたことへの仕返しかもしれないけど、それはそれで外見にそぐわない彼女の攻撃的な面が出ていていいか。

この子面白いけど危なっかしいなと思いながら観ていた。あのトイレのシーンの緊張感が好き。

 

ジェシーがモーテルの男に襲われそうになってルビーの家に行った時、ジェシーがシャワーを浴びてる隙にルビーが化粧直しをしてるのが健気だった。たぶんジェシーが来るから背中がガッツリ開いたワンピースに着替えたんだなとか妄想するとね。彼女なりのセックスアピールだったのかなと思うと悲しい。

 

雨の夜、チキチキレース、そして20センチュリー・ウーマン

映画が最高だったから男を呼び出すチキチキレースを開催してるんだけど、やっぱり西の男はハートを撃ち抜いてくるね。

返事はノーだったんだけど、今夜はやることあってあんまり構ってあげられへんから、っていう断り方が最高に良かった。

 

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そして20センチュリー・ウーマン

 映画『20センチュリー・ウーマン』公式サイト | トップページ

マイク・ミルズ監督の前作、人生はビギナーズが手放しで好きだったので観たけど、期待していたのに最高だった。(最近エル・ファニング贔屓が激しくてそれも手伝ってだけど)(エル・ファニングは当然最高だった)

フェミニズム映画と言われているみたいだし確かにそういう見方が正解なのかもしれないけど、単にコメディとして観ていて楽しかった。画面に映るもの全てが愛おしかった。燃えている車でさえ。多分ミルズ監督は規格外に優しいんだろうな。

生きた時代は違えど自分の青春時代とかぶっているところが多々あって、わたしの映画、という感じ。勝手ながらマイク・ミルズ監督の撮る映画と相性がいいみたい。それで嬉しくなっちゃって、冒頭のような普段はやらないチキチキレースなんかをしてみた。

男の子の家に忍び込んだり、逆に忍び込ませたり、隠れてタバコを吸ったり、学校をしょっちゅうズル休みしてあそんだり、そういう思春期の秘密の思い出がある人に観てほしい。

 

劇中、エル・ファニング演じるジュリーが、強さこそが大切、強さがあればあらゆる感情に耐えられる、というようなことを言っていて、それが残っている。

さて、わたしは遊んでこよう。タフないい夜になりますように。

 

追記。

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タフとか書いたからか今体が全然いうことをきかない。足がガクガクする。でも顔はより可愛くなったから良い。ただ困ったことに唾液と汗の匂いが取れない。この男の寝顔が誰かに似てるなと思ったらリアーナだった。

あなたのためじゃないけど。

ほぼ毎日、死ぬ、生きる、死ぬ、生きる、と花占いをするように簡単に選択を変えながら、結局生きるに転んでどうにかなっているんだけど、先日ついに、頼むから急におれの前から居なくなることだけはしないでくれと言われた。

うんともすんとも言えない頼みで困った。人はいなくなるときはいなくなるし。さようならを言えない別れが何度あったか。(だからその人もそんなことを言ったのかもしれないな)

だからわざと先の予定を立てたりする。

明日の20センチュリー・ウーマンのチケットを取ってしまったので明日までは繋がってる。私の人生そんなものです。