アタリしか引かない。

※全てフィクションです。エロと精神とらぶ。

2015-01-01から1年間の記事一覧

名の通り、遠くより來て

今までの人生で、もうあれ以上の官能はこの先にはない。官能と青春が入り混じった気配。相容れないはずだったのに。わたしがなくしてしまった。遅かれ早かれ破綻を迎えていたのだから、どうしようもない。幸せだった。もうそれでいい。

コンフューズ

半端なものなんてほしくないと言うと、とんでもなく格好よく聞こえるけど、そうじゃなくて、もっと悲壮。素晴らしい高みにあるものじゃなくて、誰もほしがらないような混乱が欲しい。この問題は全能感と無力感のそれに似てる。生涯の安息と生涯の混乱だった…

suck

元々の器が割れているから、何をどうしても無理。私が与えるものは欠陥があるし、与えられるものが完全でも、私の中に入ったらその完全さは失われてしまう。よりよく生きることなんて。

情景

少し離れたベッドから、ドライヤーをかけているその裸の身体を眺めていた。浅黒い肌で、余計な筋肉も脂肪もないから、本当にきれいでみとれた。私を暴く男と同じいきものに思えなかった。あんまりにも美しいから網膜に焼きつけた。ゆうべ別れたけど。

貴重で稀有。

君は美しい。心も身体も顔も飛び切りにきれいだ。って、人生で何度言われることがあるんだろう。何人にわたしは言えるんだろう。まだ言ったことはない。これ言われたら、靡いてしまいそうになるもんね。甘い口説き文句にみえるけど、穏やかで静謐な言葉だっ…

毎日の生き死にの選択

毎日自分で自分の生き死にを決めることができる。そしてみんなそれをしている。と思っていたけど、この前先生と話していて、誰しもがこんなこと考えて生きているわけではないと知った。毎日の瞬間瞬間で、生きる、死ぬ、死のう、やっぱりやめよう、と選択し…

ラブストーリー、イズ、デッド。

自分がその中にいるときは、その中にいることを疑わない。 でも一度でも疑惑を持ってしまうと、もう二度とその中には戻れない。 疑い始めたらデッドエンド。幸せの結晶をひたすらに舐めて過ごす日々を送るのみ。それが悲しいことなのかはまだわからないけど…

アルコール慕情

好きなお酒、気になるお酒、思い出のお酒、まとめ。大したアルコールじゃない。ジンバック。人生で初めて飲んだカクテル。フランスの混血の恋人が作ってくれた。いろんな意味で忘れられない味。 辛いジンジャーエールの方が好き。シシリアン・キス。倒れるよ…