「いつでも機嫌よくいてくれ」が別れの言葉だったって今ならはっきりわかる。
とうとう終わっちゃった。
しりあってごねん、いいなかになってさんねん。お互いに誰にも存在を明かしていない、だから共通の知人もいない、彼はわたしの住んでいる場所も職場も知らない、話していない肝心であろうことが山ほどあった。無理がある。儚すぎる。お互いよくやった。
熱海にふたりで行ったことを思い出す。かけがえのないきれいな時間だった。100年に1度もないとおもう。いつかまた時期が来たら書くけど今は無理だな。いつかこうやって終わるんだろうと思ってた。やっと終わった。安心した。
追記。
この人はほんとうは物語の中を生きたかったのかもしれない。もともと無茶苦茶に本を読んできた人だ。物語の中で耐えうる強さがなかっただけだな。気の毒に。中途半端に頭が良くて、業に飲み込まれちゃった。なーむー。