消耗なんてしません。

※全てフィクションです。エロと精神。

人生の自由研究

わたしは何のために恋愛をしているんだろうと考えたところ、サンプル採取が目的だったということに最近気づいた。どう考えてもそれ以外に目的はない。今は恋愛していないのかと聞かれて、もう恋愛でやろうと思っていたことはやり尽くした、と口からついて出た。やりたかったことではなく、やろうとしていたことというのが面白いと思った。

多種多様な男や女が見たかった。理性と本能の狭間で起こることを目撃したかった。だからわざとドラマチックに振舞ったりもした。不必要に相手を傷つけその傷をえぐり、また自分自身も傷ついた気持ちになった。相手がわたしを傷つけるように仕向けた。わたしが相手につけた傷は舐めてでも癒したし、相手につけられた傷をその人ではなく他の人間が癒してくれたりもした。他人につけられた相手の傷を、なぜかわたしが誠心誠意治したこともあった。

不思議な交流の連続だった。恋愛においての成長なんてばかげていると思う。誰にでも初めて恋をしているみたいだった。同時に複数の人間と関係してそれぞれに愛せた。わたしはものすごくばかなんだと思う。不真面目だし。1人の人間といるとその外の人間のことを忘れるアホの天才だから、きっと恋愛関係を持った人すべてが、初めてこんなに人を好きになった、こんなに恋してるって感じるのは初めて、君みたいな人は今までいなかった、一緒にいるのが信じられないなどと言うんだろうな。すべての人がわたしといる時はわたしのこと以外すべてどうでもよくなるみたいだった。わたしも相手も狡猾だから自分と相性のいい人間しか選ばないっていうのが大前提にあるとしても。ノートラブルで生きてきたしこれからもそうする。