アタリしか引かない。

※全てフィクションです。エロと精神とらぶ。

湿度47パーセントくらい、それは矛盾じゃない。

こっちが穏やかに向き合うと求められる。不思議だね。

 

コーヒーを飲みながらバイクの塗装についての話を聞いていたら、つけっぱなしにしていたテレビからショーン・ペンの映画が流れ出して、ああハッティが食べてるところは可愛いなとか、こんな茶番ある?とか、笑いどころが同じで楽しく観て、軽いギターのサウンドを聞いていたらそのうち眠くなってきて、エンドロールを見届けてから、狭いベッドで眠りに就こうとした。でも眠気はなりを潜めてしまったから、誰も聞いていないのにささやくようにおしゃべりしていた。あの瞬間の、至近距離にいるのにものすごく遠くに体があるような、遠近感が馬鹿になる感じはなんなんだろうな。

明日学校で朝早いだろうし身体感覚を意識させると目がさめて可哀想だからあまり体に触れない方がいいかなと考えていたら、やっぱり触ってた方が落ち着くと言われて、腕に抱きこまれた。この男の子の腕に抱かれると安心して体がゆるんでしまう。存在を確かめるように頭も顔も体もさすられて、性感とは全然関係ないところで気持ちいいなと思った。目を閉じて味わった。ねこか何かの動物になった気分だった。目を開けたら思いの外顔が近くて目があって恥ずかしくなって、鼻に鼻をぶつけてからこすりつけて、エスキモーキスとか言ってふざけて笑ったら唇で頬をなぞられた。もう性急なキスはしなくていいのかと思うと存外に嬉しかった。

このまま寝てしまっても良いような気まぐれなスキンシップだったはずなのに、ふいに硬いものが腿にあたってあららと思っていたら、肌に触りたいとインユーテロTを脱がされた。お互いの体の弱いところなんて知り尽くしているのに、若いってこういうことなのか?新しい発見なんて今更ないはずだけど、男はいつもの、というのに定期的に触れて確認して安心したがる生き物みたい。本当にかわいいな。

わたしはもうこの人からは快楽を貰おうとは思わない。青春を貰って官能を与えて、その関係が一段落したら、色気も何もない果てみたいなところに落ち着くと思っていた。もっと乾いた関係になるかと思っていたけど、もしかしたら安心して身を委ねられる今の関係の方がはるかに色っぽいのかもしれない。(元々色気と安心は相性がいい)恋人同士だった頃は常にギラギラしていて痛々しくて、それ以上の甘さがあった。以前の方が乾いていたってことか。

別れることで、別の道に一緒に接続してくれる人でよかった。

ただの日記。

男と泊まって昼過ぎに起きて、安くて美味しいタバコが吸える中華料理屋に入ったら、太った中国人の女性2人が楽しそうにおしゃべりしている隣の席に通されて、ここは当たりの店だなってウキウキしてたら、男が小声で「となり」と言った。

意味がわからなくて、んん?って聞き返したらラインがきて、『おかずクラブ』と一言。中国語じゃなくて日本語だったし中国人女性じゃなくておかずクラブだった。

ラーメンは美味しかった。

モテの極意はこれだろう。

 

名前を呼ぶ人

モテる人は人の名前をよく呼ぶ。人の名前を呼ぶのがさり気なくうまい。

そして人は名前を呼ばれれば呼ばれるほど呼ぶ人のことを好きになる。犬や猫と一緒だな。

というのも、モテる人って話す時の主語を相手にするから自然と名前を呼んでいるんだよね。無理やり呼びかけたりしなくても会話の中で自然と相手の名前が出るの。だから名前を呼びなれているし単純に数を稼げてる。

〇〇さんはどう思う?〇〇さんはどっちが好き?〇〇さんだったらこういう時どうする?〇〇さんって××なところあるよね、〇〇さんの××なところ好き、などなど。

これはわたしの周りのモテる人は押し並べてやってること。だからわたしもその人たちと話すときは、自然と相手を主語にして会話するようになった。そうすると話が尽きなくて、特に気の合う男とはベッドに入ってもお喋りが尽きなくてそのままうっかり夜が明けてしまったりする。(いかにも双子座らしい話だね)ラブアゲインという素敵な映画ですけこましのライアン・ゴズリングエマ・ストーンとの会話が楽しすぎてセックスせずに眠ってしまって、その後二人は真剣なお付き合いに発展する。いかにも自然な馴れ初めだなと思ったし、素敵じゃない?

 

悪口が冴えてる人

悪口に関しては関西の人には絶対勝てないと思う。キレがすごいもんね。

悪口が最高にうまくて思わず笑っちゃう人っていうのがたまにいて、そういう人はモテている。だからわたしは西贔屓してしまう。

面白い悪口の上の段階には、悪口ごしに愛を透けさせるという高等技術があって笑える悪口とそれの合わせ技ができる人は頭の回転がはやいのでものすごくモテてる。悪口がうまければ、その逆の口説くのなんて簡単なんだから。悪口ノートでも作ろうかな。いや真面目に。

 

自分は頭がいいと相手に思わせる人

これはわたしが他人によく言われることで、話していると自分が天才になった気がする、頭が良くなった気がする、アイディアが湧いてくる、創作意欲が湧く、自分のことがよくわかる、自分をよく知れる、とかそんな感じ。その後にほぼ、あなたと話していると本当に楽しいとくる。嬉しい。

これは別に相手を持ち上げる必要はなくて、相手の会話で足りないところを補う作業をしていると言われる。相手を持ち上げすぎると相手によっては嫌われるし。会話をしているとどうしても矛盾とか気になるところが出てくるから、そこを突っ込んで聞くと本人も自分で気づいていなかった本音が出てきたり、無意識に本音を隠そうとしている自分に気づいたりするみたい。創作に関しては夜に見た夢の話とか感じていることを素直に話すと相手が勝手になんかしらのインスピレーションを得ている。

 

最後だけなんかわたしメインの話になったけど、まあこんな感じ。

総じて言うと、モテる人って話していて楽しい人なんだよね。そんなの当たり前だろ!と思うかもしれないけど、会話が上手くて話しているだけで楽しいって実は異常なことで、なかなかそんな人はいないからね。もちろん相性もあるし、一歩間違えばおしゃべり野郎になっちゃう。

 

本当はもっとモテる、人に好かれる要素はあるけど、とりあえず3つメモした。アッパーなやつだけだし。よくあるモテる人の特徴とは別のところから攻めてみた。(あんなんなんの参考にもならん)楽しいからまた気が向いたら書こう。

だいじだいじのそのあとは?

大切にするっていうのは、丁寧に愛をもってして手入れして常にそのものを美しくいい状態にしておくことだよ。

だいじだいじにしまいこんで、たまに思い出したかのように取り出して眺めている状況は大切にしているとは言えないわけ。

そのへん履き違えると人間だめになるよ。

大切にするよって宣言しなくてもそれを行う人は勝手に行う。大切にしているという感覚もないと思うけど。これが自分には大切だな、とふと思うことはするだろうけど、大切にしている!とメラメラは来ない。これを知っているかいないかで付き合う人間も変わる。

ゲイ疑惑。でもそんなのどうでもいいし。

昨日の夜中、突然目が覚めて閃いたの。彼はゲイなんじゃないかって。

と友達に話したら結構ウケて気分いい。友達にはそのひらめきが突拍子のないことに聞こえたらしい。

 

最近デートしていたボンがいるんだけれども、紳士的で清潔感があって、でも何か違和感があった。わたしの見た目を褒めてくれる、対応や仕草も褒めてくれる、でも何か違くない?って。なんだか女に褒められている気分だな?って。今までにないなって。いつも彼と話していると全然男といる気がしない。

最初はこの人とお付き合いするのかな?って一瞬思ったけど、それはこちら側のレーダーのバグだった模様。

友達には、もうこうなったらゲイの方がいいかな、わたしが好きになりかけた人はゲイでしたってそれは平和極まりないなって言ってみた。そうしたらわたしたちはこれからもお互いがお互いを脅かさない限り会うことができる。

 

昔見た夢を思い出した。窓の外には落ちていく太陽。わたしは浴衣を着て同じく浴衣を着た男の膝枕で寛いでいる。男は徐にわたしの体を起こし、抱きしめ、わたしはその気になって男の唇にキスをする。でも男の反応がない。どうしたの?と訊ねると、ごめん、俺は男が好きなんだ、と男は言う。わたしはその時、全く落胆せずに、そうなんだ、と言ってなぜか満たされたような清々しいような気分になって男に笑いかけて、そこで目が覚めた。

わたしには表立って異性愛者、もしくは無性愛者(いわゆるアセクシャル)の友達しかいないけど、わたしにとって同性愛も異性愛も無性愛も単数愛も複数愛もトランスジェンダーバイセクシャルもなんだか複雑そうに語られるジェンダーなんてどうでもいい。わたしは異性愛者で複数愛者の気もかなりあるけど、それを問題にはしないし話し合わないし、普段セクシャリティのことなんて考えもしない。自分のこのスタンスが素晴らしいとも愚かだとも思わない。ただみんなが個人の領域を侵される不安を持たない世界になったらいいなと思うだけ。

 

ああもし彼がゲイだったら、、、本当どうでもいいことだな。

美人は3日で飽きられるのか。

 いや、美人は3日で飽きない。慣れはするけど飽きるはずがない。だってかっこいい恋人や可愛い友達はいつ見てもかっこいいし可愛いなって感心するし、容姿について頻繁に褒められる側の人間であるわたしがそう言うのだから間違いない。

この顔と体に慣れ親しんでいるはずの親や恋人や友達ですら、思い出したかのように外見に関する褒め言葉を口にする。

わたしも顔がいい友達や恋人をたまに心から褒めてしまう。いつ見ても綺麗だよねとか、本当整ってかっこいい顔だよねとか、骨格から美しいなとかまあ色々と。

やっぱり褒めるとお互い気分がいいよ。外見も内面も、いいと思ったら即口にする。インスタントな幸せな世界。

 

最近言われて嬉しかったのは、『写真を整理していて思ったんだけど、君ってすごく美人だね』。

お気に入りの褒め言葉は元恋人に対して言う、『よくその綺麗な骨格の中に大きな目と鼻と口がバランスよく収まっているよね、見るたび驚くわ』ってやつ。長いけどこれ言うと嬉しそうだから割と口にしてしまう。

 

大丈夫。美人は3日で飽きられない。だから安心して美人になろう。

以下わたしの好きな美人。

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どうしたら男が切れないのか聞かれたから考えてみたんだけど、心を隠して体をオープンにするか、体を委ねず心をオープンにするか、どちらかを徹底してると異性には困らないんだよ。

わたしは心をオープンにするのが苦手だから前者でやってしまう。言うは易しで、実際やれと言われてやれるもんでもないけどな。

 

追加。2018.3.1

最近長い付き合いの人や稀に信頼できる人には心も体もオープンにしてるんだけど、それはそれでとても良い。